2011年05月12日(木)

4月29日~5月4日 現地報告

ご報告が遅くなりましたが、去る4月30日より5月4日まで唐桑地区にて作業および、今後の支援の参考となるヒアリングや意見交換を重ねて参りました。

宮城県気仙沼市唐桑地区
現地の詳しい写真はこちらから(2011年4月30日~5月4日撮影)

現状、私たちは今回の支援策の具体的な策定にあたり、早馬神社梶原宮司よりご紹介をいただいたJF宮城県漁業協同組合の経営管理委員でもあり、唐桑支所副運営委員長・牡蠣部会長でもある、畠山政則さんから唐桑地区における漁業の被害状況をお聞きしています。

日中は港や海岸付近に打ち上げられたり周囲に散乱しているガレキの撤去や、ウキや網などの漁具の回収をしながら、休憩時間や夜にヒアリングや意見交換をいたしました。

ガレキは分別した後に集積所に運びますが、地盤沈下の影響で、途中の海岸線の道では満潮時には浸水が多く、その都度ガレキが道を塞いでしまうため、思うように進まないこともしばしば。

日ごとに着実に復興へと進んではいるものの、こうして作業を何日かしてみることで、実際にどの程度の労力や時間が必要か、よく分かりました。

まだ、おおくの地区ではガレキの処理も進んでいない状況。

詳細については、支援企画内容が確定した際に詳しくご報告させていただきますが、この唐桑地区においては漁業が基幹となる産業でありましたが、被害が甚大で、特に牡蠣・帆立・わかめの養殖については、ほぼ壊滅的な被害を受けました。
通常でも牡蠣・帆立は出荷までに最短で1年半~2年。わかめでも6カ月を要します。
また、再開にあたっては何としても、この5・6月の期間中に、種牡蠣や母貝の種付けやわかめの種の採取や培養を始めなければならないのです。

現状支援策について協議をしております。
単発的な事業を計画しているものではありませんので、まだ詳しくご報告することができませんが、現地の方々の経済活動が元に戻れるように、一日も早く収入が得られるような具体策について検討をしております。


先日は、気仙沼の空にも、こんな虹がかかり、みんな歓声を上げました。

畠山家のみなさまと一緒に畠山家のみなさまと一緒に現地の方々は、こんな被害を受けたにも関わらず、本当に前向きで明るく元気です。
この気持ちがあればきっとこの地域の復興は早いと思います。

当社もできるだけ早期に具体策を固め、現地のお役に立つべく実行に入りたいと思います。引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。

報徳二宮神社 宮司 草山明久

2011/05/12 10:54 | 未分類

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