小田原城に隣接する報徳二宮神社。各種御祈願、伝統と格式ある本物の神前式挙式を承っております。

報徳二宮神社 表参道鳥居建立・周辺整備事業


平成29年秋。報徳二宮神社の表参道鳥居が新しく建立されます。

表参道入口に新しい鳥居が建立されます。
報徳二宮神社は小田原市が策定した「清閑亭周辺散策路整備計画」に伴う歩道拡張計画に応じ、これに協力する為、現在の鳥居・道路脇の樹木・駐車小屋等々の移転・伐採等々をせざるをえなくなりました。現状の鳥居は古いもので、これを移転をすることは難しく、一部を神社宝物として保存し、新たに平成29年秋を目処に新しい鳥居を建立します。

小田原の木をつかい、小田原のみんなで建立する鳥居。
新しい鳥居は、小田原の辻村の森にある樹齢およそ300年の杉の木をいただき、城址口鳥居と同様に「みんなの鳥居プロジェクト」として、小田原の「木」に携わる職人さん達の技術と、このプロジェクトにご賛同いただく多くの方々の思いを重ね後世に伝える事業として建立する予定です。



みんなの鳥居プロジェクト(平成29年報徳二宮神社表参道鳥居建立事業)

表参道大鳥居御用材伐採式


平成29年秋の鳥居建立にあたり、この鳥居の用材となる辻村山林にある樹齢約300年の大樹の伐採式が4回(4本)にわたり斎行され、神々と大樹に感謝の祈りを捧げました。



用材選定から伐採までの道のり


●平成27年7月 用材選定

小田原市辻村の森にて、本年2回目の鳥居の御用材選定。
樹齢300年といわれる高さ約35m、幹の直径も1m以上ある大きな杉の木。
新しい鳥居を建立するには、この大きさの木が4本必要となります。

これを、まずは15mの長さのところで伐採します。
それでも重さは約10tともいわれ、
問題は、その木をどうやって引き出して、運んで製材するか。
引き出し方法や、引き出しルートなど、
これまでにない試みだけに、長きにわたり多くの検討を重ねています。




●平成27年11月24日 御用材伐採準備開始

議論を重ねた御用材の選定も終わり、平成29年秋の建立に向け、

いよいよ準備が始まりました。

まずは、12月6日に行なう最初の伐採準備のため

辻村の森の神さまの前で全員でお清めをして参拝。

山の神への感謝と作業の安全を祈りました。

 

その後は現場にて作業開始。

伐採作業に必要な整地と、高さ15mまでの足場が組まれました。





●平成27年11月27日 御用材伐採式準備作業

今回伐採する木は樹齢250年~300年級の大木。高さも32mもあることから、1回の伐採では傾斜地でくぼみがあるため、木が途中で折れる可能性があることから、予め16mのところで事前に伐採して上部を飛ばすことに。その高さまで、和田組さんにより足場が組まれ、そこで甲斐林業さんと大山さんが登って伐採作業となりました。







●平成27年12月6日(日)第1回 表参道鳥居御用材伐採式

いよいよ1本目の御用材伐採式を斎行。奉賛会・報友会関係者が集まりました。伐採に先立ち祭典を執り行い、その後全員で斧入れをしたのち伐採となりました。































●平成28年2月7日(第3回御用材伐採式)

第3回目の御用材伐採式を執り行い、約100名のご参加をいただきました。


●平成28年3月22日(第4回御用材伐採式)

当初3月19日を予定しておりましたが雨天のため延期され、22日に伐採式が執り行われました。










報徳二宮神社では城址口鳥居建立事業と同様に、この表参道鳥居建立事業を通じながら、歴史ある城下町小田原で永年育まれてきた資源と、世代を経て継承されてきた地場産業の振興や伝統技術の継承発展を目指しています。

●報徳二宮神社 例祭(平成28年4月15日)

うららかな晴天のもと、例祭は遣幣使として神奈川県神社庁長・鶴岡八幡宮の吉田宮司様をお迎えし、210名の参列者とともに厳粛かつ厳かな式を斎行いたしました。また、御用材はこの日、辻村山林より搬出し、神社駐車場にて展示。御用材は全部で4本。1本が長さ12m・直径1m強で重さが3~4トンあり、大型トレーラーに乗せたその姿はとても大きなものでした。

午後15時には出発式を執り行い、第1次製材所(名古屋)に向け無事出発しました。













今回、地元で唯一できないのが第1次の製材作業。
御用材は長さ12m、直径1m以上あり、通常の規格をはるかに超える為、地元ではこれを加工できる場所がないのです。

御用材は4月19日(火)より本格的な製材作業に入ります。

●平成28年12月12日 第2次製材

4月に第1次製材を完了したのち乾燥させていた御用材の準備が整い、2月12日~17日に小田原市久野の大山商店様にて第2製材の作業が行われました。



御用材が大きく通常のスペースに入りきらないため、両壁ににじり口のような四角の開口部を開け、製材作業を進めました。

●平成29年1月9日 手斧始式(ちょうなはじめしき)

晴れ着姿のご参拝も多く見られた成人の日、宮大工など工匠達のの仕事始めの儀式「手斧始式」を斎行いたしました。

小田原の森での伐採から始まったこの事業に携わってきた方々にも参加していただこうと、土地の面積を図る丈量(じょうりょう)の儀や材木に墨を引く墨指(すみさし)の儀などから始まる一連の儀式を分担して行いました。

また、12月31日~1月10日までご用材を神社境内にて展示、ご参拝の皆様にもご覧いただきました。

 

いよいよこの事業も最終段階に入ってきましたが、今後もワークショップを開催するなど、一人でも多くの方に思いを寄せていただける大鳥居を次世代に繋いでいきたいと思います。